PROFILE

鉄秀 tesshu

『身体の 静 と 動』

静と動をテーマに身体を使い創作活動を行なっています。


「身体の静」人拓点描画

身体の一部に墨を塗り、和紙に拓し点描にて加筆する画風は、人拓と言う自然の美に対し、人為の点が新たな細胞を生み出すような独特の造形世界を生み出しています。

自然に対して描き加えていくという行為は、自然を慈しむと共に、人の身勝手ないびつさが共存し、合成生物学から生み出される産物のようでもあります。

様々なテクノロジーはSF世界に追いついている現代において、人拓点描画の創作物は人為と自然の倫理観に問いかけているのではないかと考えています。

又、自然美を写しだすに和紙と墨と言う和の素材が最適の相性であり、日本の古典的素材から近未来的な造形を生み出すことで、古代と未来を結び、今に問いかける創作物の数々を生み出しています。


「身体の動」舞描

描く姿が舞踏家のようであることから “舞描” とし、2004年より活動。

袖に絵の具をつけ身体の動作から即興にて、様々な造形を生み出し描いていきます。

シャーマニズムのような身体の動きから人、馬、鳥、魚、花、などの具象を織り交ぜ、産まれては変化し、描き消され、再生するという破壊と創造を繰り返しながら、身体から喜怒哀楽を自由に表現するパフォーマンスをしています。

また、多々のミュージシャン、舞踏家やコンテンポラリーダンサーなどの身体表現者とコラボレーションし、舞台的な芸術を構築しています。



ライヴペインティング:

2004年 身体で描くパフォーマンスをはじめ、多ジャンルのミュージシャンと共演し音に委ね憑依的に描くことで躍動感を表現。起承転結を描くことで舞台芸術として構築。
昨今は舞踏家やコンテンポラリーダンサー等と共演し更に身体性の可能性を追求。
2009年 禅問答LIVE 東學×鉄秀(ザ・スズナリ 東京)
2009年 大駱駝艦 壺中天公演「遊機体」出演/向雲太郎 演出作品
2009年 水都大阪 参加(水都大阪パートナーズ企画)
2010年 EGGORE(築山建一郎、アキーラサンライズとのユニット)結成
2011年 EGGORE インドリア公演(インドネシア・バリ島)
2014年「遊機体」再演(森下スタジオ・東京)出演/向雲太郎 演出作品
2015年 EGGORE 「ネリヤカナヤ」イギリス・ノリッジにて公演(英国・セインズベリー日本藝術研究所奨励)
2016年11月 EGGORE『ネリヤカナヤ』
ゲスト ヨシダダイキチ
大阪芸術創造館、助成/アーツサポート関西。
2016年より東學×鉄秀禅問答LIVE PAINTを再開
2019年2月 禅問答LIVEPAINT
「舞禅」下北沢 スズナリ
ゲスト 川口隆夫、向雲太郎、川村美紀子
助成/芸術文化推進基金、
アサヒグループ芸術文化財団
他 公演多数。

絵画:

1992年 カプコン製作「ルースターズ」ゲーメスト年間グラフィック部門TOP10入選
2002年4月 FM802 #07入選
2003年3月 GEISAI-3 イラストレーションスカウト賞
2003年8月(株)スプーン主催「小さな小さな大展覧会」金賞受賞
2005年6月 ジャパネスク展 鉄秀•東學合作にて大阪市市長賞大賞受賞
2008年9月 渋谷ポスターハリスギャラリー 「美粒子」個展
2015年3月 恵比寿 NADiff TRAUMARIS space 「肉踊る画」個展
他 個展多数。